資産運用は、賭け事か

資産運用を始めたいとお考えの方の中には、
家族に反対されて、やむなく、あきらめた、
という方も少なからず、いらっしゃるようです。

背景は、いろいろでしょうが、
おそらく、世間一般には、資産運用は、「賭け事」
という意識があるためなのかもしれません。


ちなみに、多くのFP事務所でご案内している
資産運用は、長期分散投資という方法です。

基本は、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式に
分散投資をして、長期で保有し続ける方法です。

各資産への配分は、ライプランの変化や
マーケットの変化に応じて、適宜見直しを実施します。


つまり、FP事務所が提案するような資産運用は、
「賭け事」ではなく、人生設計もとに、
経済活動に参加していくこと、なのです。


会社員として、会社に勤める、
経営者として、会社の運営にあたる、
こういったことも、
人生設計もとに、経済活動に参加することですが、
資産運用は、別の側面から経済活動に参加することです。


ただ、資産運用に「賭け事」の要素が全くないか
といえば、そうとも言い切れません。

むしろ、積極的に「賭け事」として、
投資をしている方も現にいらっしゃるでしょう。


では何が違うのか。


その違いは、私は、そこに「運用方針」が、あるか、ないか
だと思っています。


自分と家族のくらしを守るためにお金を使おう、
あるいは、文化、芸術、音楽、建築、服飾など、
自分の好きな分野にお金を使おう、
さらには、あふれるほどのお金が出来たら、
自分の思いを実現してくれる人や組織にお金を使おう


考え方は、人それぞれ、
立場や状況に応じて、どんな考え方も、ありだと思います。


答えは、必ず皆さんの中にあるはずです。


資産運用は、結局、「賭け事」だよ、と思っていた方は、
ぜひ、ご自身なりの「運用方針」を見つけたうえで、
資産運用に取り組んでみてはいかがでしょうか。