2011-01-01から1年間の記事一覧

ハイパー円高の理由を考える

円高傾向が続いています。 2007年に1ドル=120円台だったのが、2011年は、1ドル=75円台まで進みました。 仮に、120円と75円で計算すると、下落率は、実に▲37.5%です。 ところで、なぜ今、円高なのでしょうか。 いろいろな見方が出ていますが、 個人的に最…

世代間格差問題を考える

先日、年金の支給開始年齢を引き上げる法案の 来年の通常国会への提出が見送られることが明らかになりました。 68歳や70歳から支給する案などが浮上していましたが、 現役世代の反発が大きかったため、いったん棚上げになったようです。 確かに、単純に…

大増税時代に備えよう

ギリシャの債務問題が深刻化している模様です。 今月中に新たな国際的支援を受けるため、 公務員給与や年金支給額の削減、不動産税増税など、 厳しい緊縮財政を迫られています。 このため、ギリシャ国内では、デモやストライキが頻発し、 地下鉄やバスなどの…

言葉の力

本日は、言葉の力 をテーマに考えてみようと思います。 最近は、新首相の「どじょう」という言葉が、 どこか批判しにくい雰囲気を与えているようです。 日本は、1年ごとに国のトップが交代する状況が続いていますが、 さて、今回はどうなるでしょうか。 私…

米国債務上限引き上げ合意

日本時間8月1日午前中に、オバマ大統領が、与野党の指導部が 債務上限引き上げについて合意したことを明らかにしたとの報道がありました。 この件については、相談者の皆さんからも、不安の声が寄せられていましたが、 米国債の債務不履行は、ギリギリで回避…

明治時代にもデフレがあった

先月のブログで、インフレの歴史の話を書きました。 その後、お金の歴史をもっと深く知りたいと思い、 書籍やインターネットで、 幕末から明治期のお金の歴史を調べてみました。 まず、江戸時代の通貨です。 江戸時代は、大判、小判の時代。 両・分・朱とい…

日本でインフレは起こるのか

「歴史は繰り返す」といいます。 例えば、三陸海岸は、古くから たびたび地震と津波の被害を受けてきたようです。 では金融経済に、歴史サイクルはあるのでしょうか。 今回は、日本でインフレが起こるのか という視点で考えてみます。 近頃、よくいわれるの…

復興、復旧に向けて

震災後に送った義援金は、当座の生活資金に役立ててもらえているかなと何となく気にしていましたが、報道によると、4月中には、地域ごとに義援金配分委員会が設置され、遺族と住宅全壊の世帯に35万円、住宅半壊の世帯に18万円といった基準で第1次配分される…

震災後の今、お金と人生を考える

このたびの大震災の被害の大きさ、影響の大きさには、驚かされるばかりです。 被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。 また、これから多くの力を結集し、復興に向けて、頑張りましょう。 さて、今回は、お金と人生を考える、という、深いテーマで…

義援金を送ることについて

このたびの大地震に被災された皆さま、ご家族、関係者各位が被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。また、これから復興に向けて、多くの方々の協力が必要になってきますね。 こういう時こそ、協力が大切です。そこで、私も個人的に、わずかなが…

失敗を楽しむ、という気持ちで新しいことを始めてみる

先日、年収1000万円以上を達成した独立系FPの方のセミナーに参加してきました。FPはよく、独立しても食べられない、といわれますが、実際に年収1000万円以上を達成している方がいる、というのは、とても参考になりましたし、励みにもなりました…

グローバル化は、加速する

先日、ユニクロのファーストリテイリングが、 2012年の新入社員採用のうち約8割を外国人にする という記事を見かけました。 近頃は、円高などもあり、この会社に限らず、 自動車メーカーなど、海外進出を加速させている企業は多いので、 国内の産業空洞…

閉塞感を打ち破る方法

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 さて、年明けから株価も上昇傾向で、 世界的には、少しずつ明るさも見え始めていますが、 日本の「閉塞感」は、まだ晴れていないようです。 典型的なのは、大学生の就職活動です。 なか…