震災後の今、お金と人生を考える
このたびの大震災の被害の大きさ、影響の大きさには、驚かされるばかりです。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
また、これから多くの力を結集し、復興に向けて、頑張りましょう。
さて、今回は、お金と人生を考える、という、深いテーマです。
ところで、あなたは、今、お金についてどんな考えをお持ちですか?
まず、お金は、石油などの天然資源のように、使うことによって、全体として枯渇することはありませんよね。
他者との相対的なものです。
ある人がお金を使えば、他の誰かのものになり、またそれが循環していきます。
例えば、今、国の借金が大変だ、大変だ、と騒がれていますが、それと表裏の関係で、日本では、国の借金に相当するお金が個人の側に貯まっているわけです。
今後、増税、インフレ、円安などのカタチで、このバランスが変化していく可能性もありますが、いずれにしても、お金は、人間が作ったある種のルールなので、全体として枯渇することはありません。
一方、一個人にとって、お金は、いずれ肉体とともになくなってしまうものです。
お金は、お墓の中にまでは、持っていけないという意味です。
だからこそ、FPは、お金を増やすお手伝いの前に、ライフプランの作成をお手伝いします。
お金の前に、どう生きるか、を考えてもらいます。
このたびの大災害からも学べることはたくさんありますね。
お金の前に、どう生きたか。
例え、どんなことになっても、その人の行動の記録は、その人を知る人たちの記憶の中にあり続けます。