節約だけでくらしは守れるのか

先日、事業仕分け第3弾前半が実施されましたが、
結局、1兆円捻出するのもたいへんな状況のようです。


無駄遣いをなくせば、何とかなるという目論見は
必ずしも上手くはいっていないようです。


確かに、節約も大切。
特に資源の節約などは大切なことだと思います。


ただ、収入の範囲内でひたすらお金を節約しても
根本的な解決になるとは思えません。


今大切なことは、必要なところには、投資をして、
収入を増やすということではないでしょうか。


その意味では、
国が推進する成長戦略に期待する向きもあります。


ですが、そもそも、国が音頭を取って、
成長戦略を練るというのも、無理のある話です。


今や毎年の新たな借金が毎年の税収を上回る
という異常事態なのですから...


私は、成長戦略は、
個人の力で創っていくものだと考えています。


国というのは、どちらかというと、歴史の上でも、
個人からお金を取り上げる役回りです。


現在国には、自由に使えるお金が少ないですが、
幸いにして、日本には、個人金融資産が豊富にあります。


わるい面だけ見て、悲観するより、
よい面をみて、それを活かす方法を考えた方が健全です。


自由経済の国ですから、工夫をすれば、いくつも方法は
あります。


そのひとつは、一人ひとりが、
金融経済に対する理解を深めて、行動を起こす
ということです。


もちろん、行動を起こすには、リスクを伴います。


ですが、リスクがあるので、何もやらないということだと、
結局、既得権の奪い合いになってしまいます。


あの超優良企業と目されていたJALでさえ、
経営破たんする時代です。


新たなフロンティアを探す必要があるのです。


ちなみに、賭け事ではない、資産運用はあります。


分散しましょう、持ち続けましょう、
といった表面的な話だけではありません。


私が提案する資産運用は、
金融経済に対する理解をより深めていくことで、
リスク軽減を図っていく、というやり方です。


実際、継続的にご相談を受けている方の中にも
具体的に成果をあげ始めている方がいらっしゃいます。


例えば、今なら、円高というアドバンテージを活かす。


米国で台頭しているインフレ懸念に着目する。


日本を除く、世界同時株高に注目する。


といったアイデアがあるのではないでしょうか。


手遅れになる前に、多くの人が、いろいろなことに気付いて、
早く日本が元気になって欲しいと願っています。