おかげ様で月1ブログは1周年

昨年の5月から月1法ではじめたこのブログが、おかげ様で1周年を迎えました。

ブログも月1法なら、気が乗らない時もマイペースで書けるので、快適です。

おかげ様で、1年の間に、たくさんの方に支えられ、FPとしての実務経験も、次第に増えてきました。感謝、感謝です。

この1年の間で感じたのは、FPは独立系といえども販売業務(最近は、購買代理業務といいます)をしっかりとこなすべきだということです。

相談料をもらいながら、販売業務もやるのは、利益相反なのでは、という疑問は、よく持たれるところですが、結局、これも自分次第です。

いずれにせよ、会社から何かを強制されることはないのですから。
(この点が、独立系の独立系たるゆえんですが、固定給制ではないので、今のところ収入面では大変です…)

ちなみに、利益相反とは、お客様の利益を考えた助言と、特定の金融商品を販売する必要とが相反し、お客様の利益を最優先しない金融商品の勧誘につながるというような話です。

しかし、販売業務を手掛けないとすると、お客様に対する助言は、机上の空論に終わってしまい、具体的なメリットのある情報を提供することができません。

FPは、販売業務に携わることなく、お客様に価値ある助言をするのは、現実的には困難なのです。

実際に、FP相談を希望される方も、具体的に、保険を見直して家計のピンチを回避したい、資産運用をもっと上手にやりたい、住宅購入を目前に控えている、といったモチベーションの高い方がほとんどです。

ライフプラン相談だけ有料で、というお客様は、独立系FPにとっては大変貴重ですが、なかなか出会うことができません。

多くの方(もちろん私も含めて)は、目先の問題を解決することで、いっぱいいっぱいなのですね。
(これは、自然なことです)

一方で、私の事務所のコンセプトは、「エクセルではじめる家計簿とライフプラン」です。

保険見直し、資産運用、住宅ローンといった目先の問題の解決は、はじめの入り口として有効ですし、ごく一般的なご家庭でも将来の数百万円〜1千万円程度のお金の流れを改善させられる自信もついてきましたが、本当は、単なる“お金”ではなく、お客様の「なりたい自分や家族(ライフプラン)」の実現をお手伝いすることが、メインの仕事です。
(お金は手段であって、目的ではないということ)

“お金”というテーマを通じて、このことに、ひとりでも多くの方が気づいてくれたら…というのが、私の2年目の思いです。