人はなぜ割安な時に投資できないのか

私がFPとして投資アドバイスに力を入れ始めてから、5年以上が経ちました。


2008年のリーマン・ショックも経験しましたが、
あの時のパニック状態は、おそらく今後も忘れることはないでしょう。


一瞬にして、資産の評価額が2分の1、3分の1になれば、
多くは、勧められるがままの投資ですから、パニック状態にならない方が不思議です。


FPの中にも、あまりのショックに投資アドバイスをやめてしまう人、
アドバイスが間違っていました、と宣言してしまうFPまで現れました。


実は、その状況下で、したたかに種をまいていた人たちもいました。


チャンスの窓が開いたと理解した人たちです。


その瞬間に動き、1〜2年で、爆発的に資産を増やした人も実際にいます。


この時、必要だったのは、綿密な計画と、計画を継続する意思だけでした。


他にも、チャンスはありました。


ギリシャ危機で、円高が進行し、株安になった局面です。


ちなみに、日経平均株価が8千円台だったのは、つい昨年のことです。


8千円台が、今は1万3千円台ですから、もちろん、予算次第とはいえ、
無理なく、数十万円から数百万円の運用益を計上することもできたわけです。


決して、怪しげな儲け話ではありません。


透明性の高い、一般的な日本株投資信託などで実現できました。


ではなぜ、人は割安な時に投資できないのかです。


その理由は、人には、感情があるからです。


汗水たらして稼いだ自分のお金が、一瞬で半分になるかもしれないと思えば、
冷静ではいられません。


そこで必要になるのが、事前の「計画」です。


ちなみに、FPは、お金の「計画」をサポートする専門家です。


計画立案のお手伝いのほか、計画を継続させる伴走者の役割も果たします。


不安のある方は、ぜひ投資アドバイスの経験のあるFPに相談してほしいと思っています。


FPが提案するのは、生活資金の運用であり、決して賭け事ではありません。